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日本橋から未来を開拓する堀留化学株式会社

電話でのお問い合わせはTEL.03-5643-5275

〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-10-14

堀留化学株式会社 事業内容creation-material

事業内容 厳選・化育支援事業

<厳選・化育支援事業>
天地自然が万物をつくり育てることを「化育(かいく)」と言います。
聞きなれない言葉ですが、儒学の基本思想を示した経典『中庸』(ちゅうよう)に、その言葉があります。私達も含めて全てが自然の中でつながり、それぞれが異なった役割、目的、能力が与えられて、一緒に成長発展するという意味を含みます。

私どもは、その大切な自然の摂理を学び、保全し、活かす事業を支すると共に、「持続可能な開発目標」(SDGs(エスディージーズ)Sustainable Development Goals)に沿って、貧困や健康、教育、気候変動、環境劣化などの諸問題に対して、前向きな活動をされている個人及び団体をここにご紹介します。


果実王国山梨からの挑戦!!持続可能な農業へ「はやぶさ未来クラブ」


【団体概要】
名 称:はやぶさ未来クラブ
設立年:平成27年4月
目 的:次世代に繋がる持続可能な農業の構築
組 織:久保田農園、園主久保田英雄を中心として有志連携の組織として活動
構成員:現在、運営会員は構成団体の農業従事者他16名

概 要:昭和52年山梨県牧丘町はやぶさ山にて父と共に大規模ブドウ栽培を始めた久保田農園園主久保田英雄が、技術向上に努め、エコファーマやアグリマスターの認定を受けたことを契機に息子や仲間らと本会を設立。積極的な人材育成と農業関連法人を設立して、次世代に繋がる持続可能な農業へ挑戦を続けています。

構成団体:本会は現在下記支援団体を通じてその活動が行われています。
・グレープ農場 久保田農園(本部:山梨)
・合同会社はやぶさファーム(本部:山梨)
・株式会社はやぶさワイナリー(本社:山梨)
・株式会社ティーダイレクト(本社:東京)
・株式会社ティーエムダイレクト(本社:東京)
・堀留化学株式会社(本社:東京)
・株式会社ハーベリィアースストーリー(本社:福岡)

連絡事務所:本会の連絡事務所は下記のとおりです。
・山梨本部:山梨県山梨市牧丘町窪平1466
・東京支部:東京都中央区日本橋蛎殻町2-10-14-5F

収穫体験する学生写真
<農業インターンシップでブドウの収穫体験をする学生>

【設立のきっかけ】
久保田農園の園主、久保田英雄がブドウ栽培事業を拡大するなかで、有機肥料を用いた土作りと減農薬を栽培の基本とする環境保全型農業を指向、県のエコファーマに認定され、更にその優れた栽培技術と経験からアグリマスター(農業熟練者)にも認定されたことを契機に若者への農業指導を多く依頼されるようになった。そこで息子や仲間ら有志と相談し、この機会に農業が抱える諸問題に対して前向きな取り組みができないかと考え、当会を設立した。

エコファーマ:持続性の高い農法とされる堆肥による土づくり、低化学肥料や低農薬を組み合わせて農業生産を行う農業者に対して都道府県が認定。久保田農園も本認定を受けている(エコファーマ認定番号第2300002号)

アグリマスター:新規就農者の育成に高い見識と能力を持ち、且つ十分な研修環境を提供できるアグリマスター(農業熟練者)として県より認定される。園主、久保田英雄が本認定を受けている。

【具体的な取り組み】

人材育成活動:農業体験希望者を積極的に受入れ人材育成。就農希望者には農業指導を実施。

農業体験:農業インターンシップとして全国の大学や高専・高校から、農業体験を希望する学生の皆さんを既に300名以上受入れており、特に女子学生の方の応募が多く、今後の農業は女性がより主体的に活動するものになると感じている。また脱サラ参加の社会人も増えている。

学生によるブドウ剪定作業写真<学生によるブドウの剪定作業体験>
作業後の園主を囲んで歓談写真<作業後、園主を囲んで歓談する学生>
ワイン用ブドウの収穫作業後写真<ワイン用ブドウの収穫作業後>
女性の農業体験参加写真<女性の農業体験参加が増えています>

農福連携:福祉事務所と共同で障害を持たれている方の社会参加を促す活動に農業体験を組み合わせて実施。障害も人様々で工夫により多くの方が農業に参加いただけることがわかった。特に引き籠りの若者が農業を通じて体を動かし自然を相手に心を解きほぐすことで、再び社会に出られたケースが多々あり、この分野での成功例として度々講演も行う。

農福連携ブドウ収穫作業写真<農福連携:ブドウの収穫作業>
農福連携園主の収穫指導写真<農福連携:園主の収穫指導>

経営強化活動
農業所得の向上と収入の安定化を目的にブドウ以外の収穫時期が異なる桃やスモモ、柿なども栽培。副収入化。更に昨年以下2法人を設立。

干し柿づくり枯露柿写真<干し柿づくり、名物「枯露柿」>
スモモづくり受粉用の花粉取り写真<スモモづくり、受粉用の花粉取り>

合同会社はやぶさファーム:
久保田農園で培った栽培技術を活用、地元の耕作放棄地やワイナリー所有の畑等の栽培管理も請負う。また収穫物販売を多チャンネル化して価格支配や変動を少なくする。

株式会社はやぶさワイナリー
廃棄予定の規格外品について優良品を選別し加工販売することを試みている。昨年色付き規格外となったブドウ約1トンを約千本のロゼワインに加工、見た目も良く美味しいワインに仕上がっており今秋から販売予定、既に全数販売先が決まっている。


自社ワインを商品化kai kubota写真
<自社ワインを商品化、「kai kubota」>

【今後の取り組み】
少子高齢化時代の持続可能な農業では、直接的な従事者だけなく、農業に関心を持ち自分にできることで農業を支援するサポーターの育成も必要不可欠だと考える。当会では今後も多くの農業体験希望者を受入れ、まずは農業を知っていただく機会を増やし、そこから従事者とサポーターが生まれ、彼らが一体となって農業を盛り上げていく形にしたい。また安心して農業を続けられる経済的に自立した事業構造の構築も検討していきたい。

【本活動に関して】
農業は、食料供給と国土保全を担う基幹産業であり次世代に必ず引継いでいかねばなりません。当会の人材育成活動である農業体験には、食料自給率の低さや食の大切さを考え農業に関心を持ってくれた多くの若者が参加します。しかし、そうした意識が高い彼らの中でも、就農希望者は極めて少数で、それは農業が暑さ寒さに晒されながら屋外で行う、決して楽ではない労働であることも要因ではあると思いますが、それは農業の特性であり、それを楽しみに変えられる人が従事者になります。しかしそうした資質がある若者でも「具体的にどうしていいのかわからない」「自分一人ではできない」「これで将来的に生計を立てられるか」などの不安が先に立ち、それが農業に後継者を育てられない原因だと考えます。

であるならば、私達にできることは、その不安を解消するべく、彼らに適切な農業指導を行い、チームとして労力を提供して一人にしない体制を作り、更に商品化や販路開拓もサポートして収入を安定化し、生計を立てられるようにしていけば、少子高齢化の時代でも、大切な農業が続いていくのでと考えています。 当会での活動は、農業従事者だけでなく異業種のメンバーも含めて、様々な立場で知恵や労力を出し合い工夫することで、若者が魅力的だと感じる未来につながる農業への一助になるものと確信しています。


◇堀留化学株式会社は、はやぶさ未来クラブの活動を応援します◇

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